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悪徳商法を追及し 被害の未然防止と被害回復の指導をする「悪徳商法被害者対策委員会」・「堺 次夫事務所」です

万が一被害に遭われた時は、下記にまず相談TEL.「188」
消費者ホットライン

ようこそ、「悪徳商法被害者対策委員会」「 堺次夫事務所」のホームページへ

「悪徳商法被害者対策委員会」は、消費者を食い物にする悪徳商法の追及を行い、被害の未然防止活動や被害回復の指導等に取り組む消費者運動体です。50年前の1974年2月に活動を開始し、その1年後の1975年2月に悪徳商法被害者対策委員会を正式に結成致しました。一般消費者、被害者、その家族に支えられています。
 これまでの主な活動は、マルチ商法やネズミ講被害者を糾合して、行政府や立法府に、被害対策や規制・禁止法制定を要請してまいりました。集会、陳情、請願等を再三行い、ついに「マルチ規制法(訪問販売法、現・特定商取引法)、および「ネズミ講禁止法(無限連鎖講防止法)」の制定を実現する原動力となりました。
 以来、その法律の運用について、政府には度々、スピーディーな対応と刑事摘発の強化を要請し、法律そのものの強化改正にも関与して来ました。
 また、マスコミの協力を得て、悪徳商法の新たな手口が出たときは、いち早く社会的告発を行い、被害防止キャンペーンを行って来ました。同時に50年の活動を通して得て来た情報の集積により、「悪徳商法に関する情報センター」機能の役割も果たしています。
 一方、堺事務所では悪徳商法問題、消費者問題等に関する講演依頼や原稿執筆等に応じています。昨今、その手口は極めて悪質に、また巧妙化し、都市、地方の区別なく、多くの被害者が発生しています。中でも、若者、主婦、高齢者は彼らが集中的に狙う「3大ターゲット」となっています。このため当事務所では、この層に向けて、特別に教育・啓発講演に力を入れています。具体的には「高校生・大学生」、「新入社員・新入社員のコーチ役中堅社員」「退職間際の社員・退職者」はたまた「主婦・高齢者」向け講演・講座の講師です。ぜひ、お役立てください。

Informationお知らせ

  • HPのお知らせ

    2014年1月20日に、堺事務所のHPを開設いたしました。
  • 信州大学等、大学院、大学との取り組み→舞台は法政大学大学院に移り、その後も消費者教育分野で新展開中です。

    · 当会会長の堺 次夫は2009年4月から「信州大学 客員教授」を拝命し、同・経営大学院において、時折、社会人大学生に対し、消費問者題の講義をして参りました。(2015年3月まで)
     その上に、2013年1月からは、信州大学イノベーションセンターの中に「消費者問題研究室」が設立され、堺が室長に就任しました。 スカイプサービスを活用して、学生や市民からのインターネットテレビ電話相談にも応じました。
  • 2016年3月31日付で、信州大学の機構改革により「イノベーション研究・支援センター」が廃止され、それに伴い「消費者問題研究室」も閉鎖される事になり、堺も信州大学から離れましたが、こういう試みが、全国で為されるようになることを期待しているところです。
  • 2018年度から2年間、法政大学大学院(政策創造研究科)の兼任講師(非常勤講師)を拝命しました。
     同年9月から、秋学期の週1回月曜日に、再び教壇に立つ事になりました。100分授業を2コマ、つまり 200分授業を7回連続で行いました。信州大学でできなかった事を、成し遂げたかったのですが、時間的にも適わず残念でしたが、社会人大学院生の熱心さに感動しました。この中より次代のリーダーが生まれる事に期待しています。
  • 一方新たに、2022年からは、消費者庁新未来創造戦略本部からも支援を戴き、四国大学(徳島市)、愛媛大学(松山市)等で、単発的に「新入学生消費者被害防止啓発講座」の講師をお引き受けしました。 他地域で、大学当局の企画、要請があれば、いつでも駆け付けます。連絡をお願いします。
    · 2018年6月13日。参議院本会議で、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる、改正民法が可決、成立しました。施行は2022年4月1日です。

     これによる諸問題については、既に本HPでも指摘しています。すなわち、マルチ商法等、若者狙いの悪徳商法が、今でさえ大学生の間にその被害が拡大中であるのに、今後、高校キャンパスがその舞台になる恐れが極めて大であるという事です。
  • 政府も2019年国会において、消費者被害の拡大を防ぎ、被害回復への充実化を図るべく、「消費者契約法」「特定商取引法」各改正法案を上程。法律は成立しましたが、これだけではまだ不十分です。きめ細かな政策とスピーディーな対応が必要です。引き続き、提言等を発信してまいります。

「活動50年」を迎えてお知らせ

  • 1974年2月、現対策委の前身活動を、消費者運動・活動として開始。
     同年6月24日、大阪朝日新聞の朝刊(東京朝日新聞では同日夕刊)社会面で、その事
    が報道されました。
     翌年、1975年2月13日、活動領域を拡大し「悪徳商法被害者対策委員会」として
    の結成をマスコミ発表しました。
     よって2024年2月、ついに活動半世紀、丸50周年となったわけです。
     この間、「訪問販売等に関する法律(現・特定商取引に関する法律)」や「無限連
    鎖講の防止等に関する法律」の立法に関与して来たと自負していますが、その他、一
    般消費者を食い物にする数々の悪徳商法の社会的告発を行い、マスコミの協力を得て
    、消費者啓発活動を継続的に展開して参りました。
     行政府に対しても陳情、要請を繰り返し、特に立法府に対しても、消費者の被害実情
    を長年に亘り訴え続け、これが特徴で現在に至ります。
    国会における参考人として意見陳述した回数は、計11回に達します。
    主なテーマとして、「マルチ商法」「ネズミ講」「金ブラックマーケット取引」に始
    まる一連の「私設先物取引」や「海外先物取引」、そして「豊田商事」問題があります

     更に近年は「ジャパンライフ社」問題等の利殖型悪徳商法も、その大きな対象にして
    、今尚、活動中です。
    また、消費者教育に関しても、特に若者の被害防止に関して、私(堺)自身が、都内
    の小規模短期大学で長年教鞭を執ってきた他、大学院、大学、短期大学等の教育機関で
    啓発教育の現場に立って来ました。
    その延長で「信州大学客員教授」「法政大学社会人大学院非常勤講師」を拝命しまし
    たが、現在でも、国や地方自治体、教育機関、労働組合等の諸団体、企業等で、各機関
    の支援も得ながら、なお現役スピーカーとして講演の講師を行っているところです。
    その累計回数は、1100回を超えました。
    直近では、2024年6月、「消費者ネットおかやま」「岡山県消費者団体連絡協議
    会」の共催による、~2024年度消費者月間講演会~「悪徳商法は心の隙に付け込む
    」~追及活動丸50年から見えるもの~ と題した講演会が開催されたところです。
    また9月には、「兵庫県丹波篠山市社会福祉協議会」主催による、「第25回丹波篠
    山市社会福祉大会」の記念基調講演として「あなたはダマされない自信がありますか
    ?~今、まかり通る悪徳商法の手口~」を語らせて戴いたばかりです。
     しかし私は今、内心忸怩たる思いがあります。
    悪徳商法の被害は後を絶ちません。
    それどころか、彼らの手口は進化し、ITやAI技術を巧みに応用したそれが一段と拡大
    し、私たち消費者を今また、騙し続けているのです。

    50年前、私の眼前には「マルチ商法」問題がありました。それを規制する法制定と
    当局の奮闘もあり、一時期は悪徳業者たちの勢いが弱くなったかに見えましたが、今や
    その各社幹部たちは世代交代して、目下の新IT・生成AI時代に適うノウハウを既に会得
    したようです。今後、新たな手口が出現するのは必至でしょう。いや、もうその兆しは
    出ていると見るのが妥当でしょう。
    ただ時代は新しくなっても、人々の心がそんなに進歩するものではなく、私自身もデ
    ジタル化社会の中、未だにアナログ人間のままです。
    そういう人々がまだ大半と思われます。
    となれば、わが「悪徳商法被害者対策委員会」の活動は、まだまだ旗を降ろす訳に
    は行きません。むしろ、現代の語り部として、若者、主婦、高齢者の、以前から悪徳
    業者が狙う三大ターゲット化している層の皆さんに、その実態と対策について、語り
    継いで行きたいと考えています。
    特に若者の皆さんです。ITやAIの知識や英語力があっても、いや逆にそういう知識
    があるがゆえに、被害に遭い易いのです。実社会を知るには経験者の話が一番役に立
    ちます。
    両親や先生、先輩、先人の話を聞いておいて損はありません。それを自ら求めるべ
    きです。ただし、「就職の際に役立つ、取って置きの話を教えてくれる、凄い先生が
    いる。とにかく会ってみないか!?」との誘いにはご用心。
    「君子危うきに近寄らず」の言葉もお忘れなく!!
     私が感じるのは、若者の皆さんの、あまりに警戒心のなさです。
         共著「まんがでわかる~だましの手口」を刊行しました!
     2023年9月。東京新聞出版部(中日新聞社東京本社
    ―03・6910・2527。東京都千代田区内幸町2-1-4)より、イラストレー
    ターの佐藤正明さんとの共著です。
    かつて映画で好評だった「ホームアローン」を思い浮かばせる、詐欺師2人が登場
    する4コマ漫画で、東京、中日、北陸中日新聞で、過去25年に亘り掲載されたもの
    を、現在でも生きている手口を選別し、私が解説させて戴くと共に、最新の手口や被
    害状況等を書き下ろしたものです。
    実際は悪徳商法の被害に遭うと悲惨なものですが、この本に登場する詐欺師はどこ
    か、おかしく、哀しくて、たぶんそのうち、誰かにだまされてしまうのでしょう。そ
    のユーモアの中にこそ、だまされない秘訣が隠されています。
    ご一読戴ければ幸いです。             (2024年10月22日)

悪徳商法被害者対策委員会
堺次夫事務所

TEL 03-5356-7757
不在時は留守番電話に接続します
Mail: sakai_warutaiji@yahoo.co.jp

 LastUpdate : 2024/11/10  
Since  : 2014/01/20